先進的サービスへの対応と飽くなき業務改善
財務・経理・審査というと定型的な仕事のイメージを持たれるかもしれません。しかし、三菱商事のビジネスはこれまでにない概念の商品を扱うことがあり、その都度会計処理を検討する必要に迫られることもあります。また新しい会計基準が導入され、その対応を担うこともあります。そうした時に取引を適切に描写し、関係者に正しくご理解いただけるように財務・経理・審査の観点から整理する必要があり、前例のない業務にも柔軟に対応できる人材が求められています。また、三菱商事グループ全体の決算をまとめる“連結決算”の一部も担うようになり、求められる能力も確実に高まっています。高度な業務に注力できるよう、定型的な業務についてはRobotic Process Automation(RPA)を三菱商事グループで最も早くから導入しています。さらにMCFJではグループ企業に約5,000億円の融資を行っており、いわばグループ企業の“メインバンク”としての機能も拡大しています。こうした先進的サービスを行うためには「不断の業務改善」が不可欠であり、従業員のみなさんにはいまのやり方が本当に適切なのかを自問自答し、より効率的な方法があれば提案してもらいたいと考えています。最近の業務改善の例を挙げると、電子ファイルで書類を回付するシステムや電子署名の活用によるレスペーパー、業務プロセス自動化アプリの活用などで効率アップが実現できています。