Career

社員のキャリア形成事例を、
具体的な経験や学び、
成長などとともにご紹介します。

Case.0110年のキャリアで知った
三菱商事の
幅広いビジネス
アカウンティンググループ 
連結会計フィールド

2010年入社

アカウンティンググループで三菱商事における営業取引の経理業務を経験したあと、現在は、チーフとして三菱商事グループ全体の決算をまとめる連結決算に関わる業務を担当する社員。10年働いていても新鮮な気持ちで仕事に取り組めているといいます。それぞれの時期にどのような経験を積んできたのかお話を聞きました。

1年目
三菱商事の取引の基本を
学んだ1年目

入社時の配属はアカウンティンググループの化学品フィールドで、化学薬品の取引に関する経理業務を行っていました。前職でも経理でしたが、MCFJに転職して、「ここまで幅広く関わるのか」と驚いたことを覚えています。化学薬品は、現物が身近な商材でなく、「アクリロニトリル」などと聞いてもイメージがつきませんでした。化学繊維の原料として服などに使われている液体ですが、これが輸送の過程で気化して目減りしてしまうため、予め保険をかけたりするケースもあります。取り扱う商材の知識があると、なぜ保険をかけるのかも見えた上で経理処理をすることができます。上司や先輩が勉強会を実施して下さり、徐々に知識が身についていくことが楽しかったです。取引の形態や扱っている商材の知識もついてくると、伝票処理について営業部にアドバイスできるようにもなっていきました。

  • 3年目
    業務に取り組む姿勢の変化で
    思考と行動も変わる

    充実した研修制度で幅広い知識・スキルを身につけられました。直接経理に関連しないものも含めて、さまざまな研修を受けさせてもらい、業務に取り組む姿勢にも変化が出てきました。
    例えば、残業削減といったら、以前は具体的な策を考える前に難しそうだというイメージが先行しがちでしたが、研修を受けたあとは、業務効率化を定量的に捉えることを学び論理的に考えることができるようになり、実際に残業削減に取り組めました。
    「もっとできるのではないか」という気持ちになり、積極的にアクションを起こすようになっていきました。

  • 7年目
    チーム一丸となって
    決算を乗り越える達成感

    化学品フィールドから、発電所や空港の開発などに関する経理業務を行う地球環境インフラ事業フィールドへと異動しました。ここでは、化学品のような商材の売買取引ではなく、海外空港建設などの経理業務です。数年にわたる建設なので、工事は当初の予定通りに進行せず、途中で契約金額が変更することで修正の計上が必要になり、また、たくさんの海外建設事務所の勘定の取り込みなどで、決算期に業務が集中します。チーム一丸となって仕事をし、決算を終えたあとに、みんなで飲みに行って達成感を噛み締めた良い思い出があります。

10年目
多くの開示情報を扱う
三菱商事グループの規模を実感

チーフとして連結会計フィールドへ異動しました。この部署では三菱商事の連結決算に関わる業務として、三菱商事の主計部と連携しながら、三菱商事の連結業績を投資家などに開示する決算短信や有価証券報告書等の作成を行っています。営業経理では経験したことのない新しい知識も得られて、10年目ながら新鮮な気持ちで取り組めています。たくさんの開示情報があり、改めて三菱商事グループの大きさを実感しています。これからもどのような経験ができるのか楽しみです。

Message For You

幅広い経理に関わりたいと思い、MCFJに転職しましたが、その“幅広さ”は想像以上でした。ジョブローテーションの仕組みがあり、数年ごとに新しい挑戦をしていけるので、自分自身の知識やスキルの幅を広げていけます。また、複数の部署や業務を経験することによって、それぞれの業務の意義やつながりといったものも見えてきます。「経理」と聞くと、ひたすらパソコンに向かって仕事をしているようなイメージがあるかもしれませんが、さまざまな関連部署とコミュニケーションを取りながら情報を収集していくという面が多くあります。常に新しい知識を吸収していけるので、飽きることがありません。

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挟んでも

キャリアを継続
アカウンティンググループ
事業投資先支援第一フィールド

2004年入社

仕事と育児を両立させながら、今はマネージャーとして、充実した人生を歩んでいる社員。アカウンティンググループ事業投資先支援第一フィールドのマネージャーを任されている現在は、「部下たちの成長が、自分の子どもの成長を見るように嬉しい」と話します。育児休業を経て、フィールドマネージャーとしてフィールドを牽引するまで、歩んできたキャリアについて聞きました。

1年目
三菱商事のビジネス規模の大きさに
圧倒された1年目

入社時の配属はアカウンティンググループの金属フィールドでした。当時、金属フィールドでは石炭や原料炭などの取引に関する経理を担当していました。当時は、製鉄に使用する原料炭の炭鉱事業で過去最高益を出していて、何十億、何百億円という会計処理をドキドキしながら行っていたのを覚えています。また、外貨の入金処理が締切時間までに間に合わず、為替レートの関係で損失を出してしまったことがありました。自分の失敗で営業部に迷惑をかけてしまったことに落ち込みましたが、外貨取引の処理の重大さを実感し、同じミスは一生しないと心に誓いました。
この部署でチーフになりましたが、後輩にも同じミスをさせたくない思いで注意喚起もしていました。

  • 7年目
    育児休業を経て
    仕事と育児を両立

    7年目に出産を経験し、育児休業を取得しました。翌年に復職したのですが、復職に伴ってエネルギー事業フィールドに異動したので、「時短勤務をしながらチーフとしてやっていけるだろうか」といった不安も少しありましたが、上司や育児経験のある先輩が相談に乗ってくださり、情報の共有も徹底していただきながら、うまくリズムにのることができました。石油取引の経理業務を担当しており、東日本大震災直後は火力発電で使う石油の取引が増え、相当な業務量となり大変でしたが、自分の仕事が社会貢献に繋がっていることを感じることが出来た貴重な経験でした。業務量が増える中、子どもの発熱で急遽早退しなければならないことこともありましたが、周囲のサポートに助けられました。仕事のやり方も、時間内でいかに業務を終わらせるかを必死に考え取り組むようになり、知らず知らずに効率もあがっていました。おかげで今でも繁忙期以外は残業していません。

  • 13年目
    グループを越えた異動で
    知識がさらに深まる

    三菱商事グループ企業の経理支援を行うマネジメントサポートグループへ異動し、出納支援フィールドと経理支援フィールドを兼務することになりました。アカウンティンググループは三菱商事の取引に係る経理で、扱う金額も大きく、グローバルな取引に携わる魅力がありますが、マネジメントサポートグループでは、規模は小さくなりますが、三菱商事グループ企業の出納業務や帳簿・決算報告書の作成などに関わり、日々の取引から決算報告書まで一連の過程に携われるところが面白く、税務の知識も深まりました。

16年目
他部署とも連携しながら
フィールドをマネジメント

経理支援フィールドのフィールドマネージャーを務めることになりました。マネージャー業務は、記帳・出納といった業務の承認のみならず、フィールド員の労務管理や目標管理、フィールドの予算の管理なども含まれます。一つの会社から経理支援と出納支援の両方の業務を受託している場合には、出納業務フィールドとの情報共有も欠かせません。フィールド間のコミュニケーションが重要ですので、私から率先して話しかけることで、風通しの良い連携が生まれるよう心がけています。
自分自身も経験を積み、フィールド員の意見を聞きながら組織をマネジメントし、顧客により良いサービスを提供できるようになりたいと考えており、また、既存の顧客だけではなく、新規の受託先も積極的に増やしていきたいと思っています。

(※マネジメントサポートグループ経理支援フィールドは、組織改編によりアカウンティンググループに移管・組織統合しています。)

Message For You

私は学生時代に会計の勉強をしていたので、就職活動では「経理がやれること」「人の雰囲気が良いこと」「コンプライアンスがしっかりしていること」を条件に、会社を選んでいました。
MCFJ はまさにそういった条件に該当する会社です。ライフタイムイベントを挟んでもキャリアを途絶えさせずに働くための制度も整っており、ステップアップも可能です。長く働いていける環境といえます。コツコツと仕事をすることが好きで、専門性を積み上げていきたい方に向いている会社だと思います。